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人工関節センター



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人工関節の問題点・合併症など
 現在の人工関節は20年以上の耐久性が90%以上の患者さんにあると考えておりますが、やはり合併症はゼロではありません。人工関節の問題点として、まず第一に磨耗(すりへること)とゆるみがあげられます。磨耗が進むと人工関節のゆるみや不安定性が生じ、人工関節の入れ替えが必要になることがあります。人工関節のゆるみとは、人工関節と骨が接する部分で、骨がもろくなったり吸収されたりしてしまい、人工関節がぐらぐらになってしまう状態です。ゆるみがひどい場合も人工関節の入れ替えが必要になります。
  そのほかに、人工関節の合併症で最も治療に難渋するものとして、術後感染があります。体内に人工関節という異物がはいるため、細菌などが繁殖しやすくなり、また感染してしまうと治りにくくなります。感染は手術直後だけでなく、数年以上たってから起こることもあります。人工関節の感染の場合は外科的な治療、特に人工関節の抜去が必要になることがほとんどです。
  また、人工股関節の場合は、正常な股関節よりも骨頭が小さいため脱臼しやすく、 ある一定の角度以上曲げたりひねったりすると脱臼することがあります。頻繁に脱臼を繰り返す場合は人工関節の入れ替えが必要になることもあります。
  一般的な手術にともなう合併症としては、心不全や肺炎などがありますが、近年とくに注目されている合併症が血栓性肺塞栓症です。いわゆるエコノミークラス症候群と同じもので、下肢の静脈にできた血栓(血のかたまり)が肺の血管に詰まると突然死を起こすこともあります。過度の安静は血栓の原因となるため、当院では手術翌日からの歩行練習やフットポンプによる下肢のマッサージをおこなうとともに、必要に応じ抗凝固薬も併用して予防に努めています。


クリーンルームについて
 人工関節手術においてもっとも恐ろしい合併症のひとつが術後感染です。当院では術後感染をできるだけ減らすために、人工関節手術はクリーンルームとよばれる通常の手術室よりさらに清潔度の高い手術室でおこなっております。
また、手術に参加する医師・看護師は宇宙服のような手術用ヘルメットを使用するなど最新の設備を有しております。